勤労倫理の遷り変り
スポンサードリンク
労働に関する法律は、昭和22年に発布施工された労働基準法がベースとなり、それ以降に発布された家内労働法(昭和45年)、昭和47年に公布の勤労婦人福祉法と、日本の高度成長とあわせて、勤労倫理が見直されてきました。近年では、記憶に新しいのは、昭和60年に公布された「男女雇用均等法」があります。男女雇用均等法が公布されてから、男性しか就業できなかった多くの業種に女性が就業できるようになり、勤労倫理が時代に合わせて変化した表れとなっています。また、「看護婦」「スチュワーデス」など女性にしか使えない職業を表す言葉も「看護士」「キャビンアテンダント」と女性形の言葉ではなく、男女平等に使える言葉に置き換えられました。男女平等になったことから、女性の新幹線の運転士が誕生したり、男性の看護士が病院に勤務するなど、既成の概念を覆したニュースがよく報じられるようになりました。勤労倫理は、常に変化し、適用されているんですね。
勤労倫理と勤労者
勤労者にとって勤労倫理は、非常に多きな問題です。日本国憲法第27条では、国民の勤労の義務が規定されています。学校の社会の授業で「日本国民の3大義務」のうちの一つとなっていることを勉強した記憶があるかと思います。教育、納税とならぶ勤労は、江戸時代の二宮尊徳の「報徳思想」が勤労倫理の原点とされているようです。学校に二宮金次郎の像が置いてあるのは、これがルーツのようです。二宮金次郎は、薪を背負い、読書をしている少年象ですが、尊徳の幼少期に、貧しい農家に生まれ、水害により両親を亡くしたあと、厳しい労働と勉強により、自家を復興させた経験を、象徴した像となっているようです。敗戦後の復興時に制定された日本国憲法では、当時の農林大臣の石黒忠篤、議員の竹山祐太郎が、戦後の日本の再建をする提案したものだとされているようです。この経緯があって、義務教育の現場の小学校では、二宮金次郎の像が設置されています。なにげに見てきた金次郎像も深い勤労倫理があったんですね。
勤労倫理と学生
最近、しっかりと「ニート」という言葉が定着してしまいましたね。ニートとは「Not in Education, Employment or Training」のそれぞれの単語の頭文字をつなげたもので、日本語訳は「教育を受けておらず、勤労をしていない、職業訓練も受けていない」人となります。これは最近の勤労倫理に大きな影響を与えています。毎月勤労統計調査ではその実態が明らかとなり働かない青少年が問題視されているようです。勤労の義務があるにもかかわらず就業しないのは日本の経済に影響を与えます。勤労学生控除受けられる学生の就業問題など対極に位置する勤労倫理の問題もあるようです。日本では勤労者世帯への感謝を現す「勤労感謝の日」があるなど、勤勉な国民性がありましたが、どうやら、最近になって勤労倫理が揺らぎ始めている感じがしますね。高齢者社会問題、少子化問題に加えて、ニート問題、年金問題などなど、これから先の日本を支えていくのは「ニート」の世代なんですよね。
本日の最新ニュース
おみくじは 凶
ラッキーカラーは 桜色
ラッキーな場所は 玩具店
2008年11月19日現在、19時12分10秒。